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ヌルキャン!

北海道在住のヌルヌルのキャンパー。最近ソロキャンにも目覚めちょっとアツアツに温度上がりました。ヌルヌルのキャンプ体験記を中心に色々綴っています。

思い出の「Nikon」

   

北海道はお盆雨ばかり、こんにちは、taccです。



回想録、第2回目は思い出の「Nikon」です。Nikon?カメラ?アウトドア関係ないだろ!ってツッコミが入りそうですが、そんなことはありません。私にとっての一番のアウトドアカメラが、Nikon F3というフィルム一眼レフカメラだったからです。


第1回記事で私がキャンプにハマった経緯も書きました。過去ログこちら(思い出の「snow peak」)


当時は1999年~2000年頃。デジタルカメラはまだまだ普及していなかったと思います。そして1980年発売のNikon F3というカメラは2000年まで発売していました!183,000円(販売終了時、もちろんボディのみ)!後継機のNikon F4より長く売っていたわけですね。そんな大金はないのでもちろん中古で買ったものですが、それでもタフスクリーン2ルームハウスが2個くらいは買えるくらいはしました(笑)

思い出の「Nikon」
Nikon F3アイレベル

私は星野道夫さんというカメラマンが大好きで彼の本、写真集を良く見ていました。冒険家では植村直己さんの本や写真を良く読んで見ていました。共通点として「Nikon F2」を使っていたみたいです。後期にはF3も使っていたらしいです。


ただNikon F2はゴリゴリの機械式カメラ。デザインも「男!」という感じです。

思い出の「Nikon」
Nikon F2アイレベル

F3は時代的にAEと電子式シャッターを使っていました。AEなんて今や当たり前すぎて逆に聞かない言葉かもしれませんが、露出制御が自動ということです。F3は絞り優先AEでした。撮影者が決めた絞り値に対して自動でシャッタースピードを制御して露出してくれる機能です。F3はAE搭載のためシャッターも電子式になったのですが、機械式シャッターも搭載しているハイブリッドシャッター機でした。


なぜ冒険家・探検家達の最高峰カメラがF2だったか...それは極地では寒さで電池が機能しないからです。登山家が山頂に登って撮影、冒険家が極地に到達して撮影、そういう用途では全機械式カメラが最強だったみたいですね。


アウトドア、キャンプに至ってはそんなことありません。そんな寒さの中でキャンプなんてしないですよね。ただ!私はキャンプではありませんが1度経験があります...



登山録好きの先輩から聞いて知った、マッターホルン、グランドジョラス、アイガーという世界で名だたる山。これらの北壁登頂は登山家の憧れだったみたいです。しかも冬季。三大北壁と呼ばれていたこれらの山に登る機会がたまたまありました、夏ですが。


私が新婚旅行でヨーロッパに行ったときに何カ国目かで寄った時、アイガーにゴンドラで登れる、ということを知りました。アイガー!!あのアイガー!!!ということで急遽ガイドさんにお願いしてゴンドラで山頂に登らせていただいたのです。


憧れのアイガー山頂。そこは夏なのに猛烈な寒さでした...2台持っていっていたフィルムカメラがともに作動しません。寒さで電池が作動しないのです!!おぉぉおお!!これが極地!!!と興奮する私。


その時手にしていたF3が「ハイブリッドシャッターであること」を思い出しました。つまり機械式シャッターもあるのですよね、1/60ですが。露出計は動かないのでおおよその見当をつけてマニュアルで露出して、機械式シャッターで夢中でシャッターを切りまくりました。


幸いの晴天、当時はポジフィルムでISO感度64とかがせいぜいだったので1/60でも程よく露出撮れていました。そんなことはお構いなしで大興奮でした、「これが極地!これが機械式カメラ!!すごい!!!すごすぎる!!!!!」隣で妻が「早く降りようよ...」と愚痴っているのを気にせずに...



帰国してからもF3を愛でて、キャンプ行く時は必ず持って行きました。キャンプレベルではAE機能によりF2より相当に使いやすい、でもいざとなったら機械もOKなF3も出来る子なんだぞ、というところがとても所有欲をくすぐってくれるカメラだったのです。



前話のsnow peakのギアと時を同じくF3も手放すことになりましたが、とてもとても思い入れのあるカメラでした。当時の私はキャンプに行って写真を撮る、というよりも写真を撮るためにキャンプ行くって感じでしたので。どんなにキャンプギアを軽量化・コンパクト化しても、カメラはいつもF3でした。それだけは譲れない感じでしたね~。



今はカメラはほぼフル自動な時代なので逆に使い方わからなくてデジタル一眼レフとかは持っていません。あまり欲しくもありません。キャンプ然りですが、不便なあの頃が一番楽しかったのかもです...



回想録2回目でした。長文最後までご一読ありがとうございました。ではまた機会があれば続編で。



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この記事へのコメント
はじめまして。
八兵衛と申します。

前回のスノーピークの話、
非常に興味深く読ませて頂いてまして。

スノピのソロシリーズ天とか地が
カッコよくて当時欲しくて、でも買えず。
そうそう、あの頃スノピの会社名は「ヤマコウ」だったなあ、
と懐かしい気持ちでいたところへ今回のF3!

憧れました憧れました。
でもやっぱり買えず(-_-)
全自動カメラだと動かない時があるのでやはりマニュアルカメラに移行。
F3は買えず、newFM2になりました。

僕が憧れて買えなかったギアをtaccさんは手に入れておられて
いいな〜いいな〜、と羨ましく読ませて頂きました(^^)

失礼いたしましたm(_ _)mでは!

八兵衛八兵衛
2018年08月15日 19:27
> 八兵衛さん

こんばんは、はじめまして!
前回も今回も読んでくださってありがとうございます!!

今回はカメラですが、スノピのストーブ&ランタン然りですが当時のギア(もしくは当時から現代まで残っているギア)には何かMade in Japanの誇りというか意地が感じられますよね。とても所有していて心地よいものがありました!

F3、とてもいいカメラでした。私もnew
FM2を、あとFM10も持っていましたが、new FM2と同時発売のパンケーキレンズはとても良かった記憶があります。あ、あとEM(だったかな?)も持っていた気がします。

new FM2はファインダー見やすかったですよね!大好きでした。懐かしいですよね、当時のカメラ。

同じ年代に同じようなものを望んでいた、または所有していた方がいらっしゃってとても嬉しいです!!ありがとうございます♪

tacctacc
2018年08月15日 22:55
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