札幌は昨日から一気に猛暑がすぎて、窓を開けたまま寝ると今朝とか肌寒いくらいでした、taccです、おはようございます。
半袖Tシャツで寝ていたら寒くて目が覚めました。私は秋生まれだからか、ちょっと肌寒いくらいの季節が好きです(*´▽`)
さて今回は、またしても彼がやってしまったというお話しです、笑。
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7月末日の事。
彼は彼女に出逢ってしまった...
それは正に禁断の出逢いでもあった。
彼が求めていた容姿と才能を包括していたのであろう。
彼は迷いもせず彼女と共に帰る決心をした。
彼は彼女に「NEX-3N」と言う名を与えた。
そう、正に彼女が持って生まれた名であり、長らく失っていた名である。
彼によって再び彼女に本来の名が与えられたのだ。
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彼女が失っていた輝きが、再び彼によって取り戻された。
彼女は言う。「貴方は?」
記憶まで失っていたのか。
彼は言う。「私は、貴女と共に歩む事を定められいた者、です。」
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彼の言葉に彼女は首を傾げる。
彼女は目の前にいる男が何を言っているのか理解できなかった。
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彼は言う。「さあ、私と共に往くのです。そして運命に抗うのです。」
彼はさらに言う。「貴女は其処で朽ちる運命ではありません。私と共に再びこの世の光の全てを感じ取りましょう。」
彼は彼女に真実を伝える決心をしたのだった。
「貴女には光を見て、感じて、残す力があるのです。」
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彼女は、彼の一遍の迷いもない眼差しに、少しずつ惹かれていく自分に気づいてしまった。
そして彼女は全ての記憶を取り戻した。
彼女は自分の存在を理解し、そして受け入れる。
彼の言う事を信じ、彼女は彼と共に歩む事を決心したのだ。
「貴方と共に往きます。そして私に与えられた役目を全うします。それこそが定め。」
彼は彼女の手を取り、再び光の中へ歩み出した。
もう後ろは振り返らない。
もう脇目もしない。
彼は彼女だけを愛し、彼女だけを守ろうと決心した。
しかしその瞬間、彼の前にある女性が現れたのだった。
「RX100」と名付けた、そう彼の相棒となった筈の女性である。
彼女は言った。「私との契りは破られるのですか?ご主人様...」
彼は激しく混迷する。
彼は言う。「いや、貴女も大事です。でもこの方も大事なんです!。」
そこにまたある女性が現れる。
以前「HX60V」と名付けた、彼の最初の女性である。
彼女は言う。「また浮気?イーカゲンにしてよね!」
彼は苦し紛れに言う。「ち、違うんだ、これは!これは運命がきめ、、」
彼の言葉を遮って彼女は続ける。「何が運命よ!二股どころか三股!?あり得ないんですけど!」
彼は発しかけた言葉は一瞬で彼女に遮られた。「私は皆が大事な、、」
「アンタ、バァーカ!?」
彼は言葉を失う。
自分の過ちを激しく悔いた。
そして彼は自分が大きな代償を得た事を理解したのだった。
彼は最後に言う。「必ず、必ず償います...」
その後彼は、あらゆる手段を用い金策に工面する日々を送る事となるのであった...
─ ─ 完 ─ ─